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漢字の持つ意味
( カッコ内は画数と人名の読み方)
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命名するとき漢字の意味を知ることは、たいへん重要なことです。
親の願いを漢字に託して、良い名前を赤ちゃんに贈りましょう。
赤字
は名頭や名前には避けたい漢字です。
【当用漢字・字源辞典・名づけ辞典より】
【あ】
亜
(8)・・ア(つぎ・つぐ)
第二位を意味する字でアの当て字として使用する。
愛
(13)・・アイ(あさ・さね・ちか・ちかし・なる・のり・ひで・めぐむ・よし)
心がつかえて行き悩むことから、いとしむ、いつくしむ、かわいがるの意味。
安(6)・・アン・やすい(あ・さだ・やす・やすし)
家の中に女が静かに座っている様子を表し、やすらか・しずか・定まる
などの意味になる。
伊(6)・・イ(いさ・これ・ただ・よ)
語源は天下を治める人のことで、「これ」「かの」などの意味。イの当て字として使用される。
衣
(6)・・イ・ころも(え・きぬ・そ・みそ)
体を被うもので、上衣をいう。着る物・衣服の意。イの当て字としても使用される
威(9)・・イ(あきら・たか・たけ・たけし・つよ・つよし・とし・なり・のり)
いきおいや勢力のある、おごそか・強いなどの意味。
育(7)・・イク・そだつ・そだてる(すけ・なり・なる・やす)
大きくする・はぐくむなど・すこやかな成長を願う意味をあらわす。
郁(9)・・・・イク(あや・か・かおる・たかし・ふみ)
かぐわしい、文化の盛んなさま・おもむきのあるさま・あたたかい、などの意味。
一(1)・・イチ・イツ・ひと・ひとつ(いち・いつ・おさむ・かず・かた・かつ・くに・すすむ・たか・はじめ・まこと)
ものごとのはじめ、第一、最上、唯一のもの。
逸(12)・・イツ(とし・すぐる・はつ・はや・まさ・やす)
語源はうさぎが走って逃げること。速い、優れているなどの意味で知能・才能の豊かさを表す。
永(5)・・エイ・ながい(つね・とお・なが・ながし・のぶ・のり・はるか・ひさ・ひら・ひさし)
水流の広がっている形。転じてながい、永遠の意味になる。
英(9)・・エイ(あきら・あや・すぐる・たけし・つね・てる・とし・はな・ひで・ひら・ふさ・ぶさ・よし)
美しい。ひいでる。すぐれる。語源は草の花だが、才知のイメージ。
栄
(14)・・エイ・さかえる・はえる(さか・てる・とも・なが・はる・ひさ・ひで・ひろ・まさ・よし)
花が開く意味からさかえることを表す。転じてひかる、かがやく。
瑛
(13)・・エイ・ヨウ(あき・あきら・てる)
玉の光。透明な玉。英(美しい)に玉を加え、玉の光り輝くさまをあらわす。
益(10)・・エキ・ヤク(あり・すすむ・み・のり・まし・ます・よし・また・みつ・やす)
皿の上に水を満たした形が語源。ゆたか・増す・利益・ますますなどの意味。
悦(10)・・エツ・よろこぶ・(のぶ・よし)
心がのびのびして愉快なこと。よろこぶ、楽しむの意味。
苑
(9)・・エン・オン・その
動物を飼う所、草花などを植える所、宮中の庭などをいい、意味は庭園と同じ。
乙(1)・・オツ(いつ・お・おと・き・くに・たか・つぎ・と・とどむ)
春に植木が曲がりながら芽を出す形を語源とし、第二番目とか小さい、しゃれたの意味をもつ。
音
(9)・・オン・イン・おと・ね(お・なり)
口から出る、ふしをつけた声が原意だが、声・歌・ことば、物音などさまざまな音をさす。
【か】
加
(5)・・カ・くわえる(ます・また)
積極的に話をつけくわえていくことから、くわえる、増す、足す、ますますの意味。
花(8)・・カ・はな(け・はる)
もとの字は華。草木の変化した状態を表す字で、植物のはな、はなやか、美しいの意味。
佳(8)・・カ・よい((よし)
目だって美しい人が語源。よいこと、美しいことの意味。
華(12)・・カ・ケ・はな(は・はる)
草花の美しく咲くこと。ひかり、輝き、美しい、すぐれたの意味。
歌(14)・・カ・うた・うたう
ふしをつけて歌うことをいう。詩や和歌の意味もある。
夏
(10)・・カ・ゲ・なつ((な)
りっぱな人間の姿をあらわした字で、元気さかんなことをいう。大きいの意味もある。
嘉
(14)・・カ・よし(ひろ・よしみ・よみし)
よい音楽をかなでることが語源で、美しいこと、よいことを表す。めでたい、ほめる、さいわいの意も。
賀(12)・・ガ・カ(しげ・のり・ます・よし・より)
品物を贈ったり、祝辞をのべたりして喜びを表すのが字義。祝福、喜び、めでたいの意味になる。
雅(12)・・ガ・みやび(ただ・ただし・なり・のり・ひとし・まさ・まさし・まさり・まさる・もと)
語源は鳥の形だが、風流、おくゆかしい、あでやかなどの意味。
絵(19)・・カイ・エ
五色の糸を使った刺しゅうを語源とし、絵をえがく、ぬいとりをするなどの意味。
岳(8)・・ガク・たけ(おか・たか・たかし)
丘の形をした高い山が原意。高く大きい山や、山のけわしいさまを表す。
学(16)・・ガク・まなぶ(あきら・さと・さとる・さね・たか・のり・ひさ・みち)
子供が学んで悟ることを表す。ならう、まねる、おぼえるなどの意味。
貫(11)・・カン・つらぬく(かん・つら・とおる・ぬき・やす)
穴あき銭にひもを通したもの。つきとおす。やりとおすなどの意味。
幹
(13)・・カン・みき(き・み・えだ・から・くる・たかし・たる・つね・ちし・ともまさ・もと・もとき・よし・よみ)
木が地中から出て枝を出す部分。物事のほねぐみ、主要部。転じて人の才能。
勘(11)・・カン・かんがえる(さだ・さだむ・のり)
念入りに調べることをいう。照らし合わせて調べる。第六感などの意味。
寛
(15)・・カン・ひろい(ひろ・ひろし・お・ちか・とみ・もと・とら・のり・ひと・むね・もと・よし)
広く大きい家の意味から、ゆたかさ・ゆったりしたさま。とくに心の大きさをいう。
緩
(15)・・カン・ゆるい(のぶ・ひろ・ふさ・やす)
糸でゆるやかに締めることが語源。ゆったりしている、急がない、寛大になるなどの意味。
希(7)・・キ(のぞみ・のぞむ・ねがう・まれ)
布に刺しゅうをすることを表し、少ない、まさの意味になる。こい願うの意味もある。
季(8)・・キ(すえ・とき・とし・ひで・みのる)
遅れて生まれてきた子供のことで、末っ子、かわいい、おさないの意味を持つ。時節の意味。
紀
(9)・・キ・のり(あき・かなめ・ただ・つぐ・つな・とし・のり・もと・よし)
もつれた糸を整理して、いとぐちを見つけることで、すじみち、物事のはじめの意味。
喜
(12)・・キ・よろこぶ(このむ・たのし・のぶ・はる・ひさ・ゆき・よし)
音楽を聞いて、笑い楽しむことから「よろこぶ」の意味を表す。好むの意味もある。
幾(12)・・キ・いく(おき・ちか・ちかし・のり・ふさ)
いくらか、近い、芽生え、希望する、静かにと意味は多様。キの当て字としても使用する。
規(11)・・キ(ただ・ただし・ちか・なり・のり・もと)
語源は円を描くものさしで、コンパスのこと。計画する、正しくする、いさめるなどの意味。
基(11)・・キ・もと・もとい(はじめ・はじむ・のり)
塀をきずく四角い土台を表す字で物事の始め、根本など大切なよりどころとなるものを指す。
貴(12)・・キ・とうとぶ・たっとぶ(あつ・たて・たか・たかし・たけ・むち・よし)
尊ぶ、重んじる。身分や勢力があるなどの意。また相手の人や物事をうやまう接頭語。
輝
(15)・・キ・かがやく(あきら・てる)
光が輪のようにまるくなっているさまを表し、明るい、きらめくの意味になる。
毅
(15)・・キ・つよい(かた・こわし・さだむ・たか・たけ・たけし・つよ・つよき・とし・のり・はたす・よし)
気力が盛んなことで、しっかりしている。きっぱりしている。
久
(3)・・キュウ・ひさしい(つね・なが・ひこ・ひさし)
時間がたつ意味を表し、ひさしい、ながい、遠いなどの意味になる。
弓(3)・・キュウ・ゆみ(ゆ・ゆげ)
象形文字でズバリ弓の形を表している。ゆみのように曲がったものの意味。
匡(6)・・キョウ・ただす(たくす・ただ・ただし・まさ・まさし)
語源は食器を入れる箱のこと。転じて正し改める、助ける、善に導くなどの意となる。
杏
(7)・・キョウ・あんず
あんず、あんずの実。梅に似た果樹で、春先に白や淡紅色の花を咲かせる。
京(8)・・キョウ・ケイ・みやこ(あつ・おさむ・たかし・ちか・ひろし)
人が作った高い土地のこと。転じて丘、みやこの意に。数で兆の十倍を表すことから大きいの意も。
恭(10)・・キョウ・うやうやしい(うみ・すみ・たか・たかし・ただ・ただし・ちか・つか・のり・やす・やすし・ゆき・よし)
心をつつしむこと。控えめ、うやうやしいなどの意味。
義
(13)・・ギ(あき・しげ・たけ・ただし・ちか・つとむ・のり・みち・よし・より)
正義。人として正しい道などの意味。もとは美しい礼の姿をあらわす。
吉
(6)・・キチ・キツ(さち・とみ・はじめ・よ・よし)
よいこと、めでたいことなど善の意味をあらわす。
究(7)・・キュウ・きわめる(さだ・み)
語源は狭い穴の奥に掘った部屋のことで、深く調べ求める、つきるなどの意味。
亨(7)・・キョウ・とおる(あき・あきら・すすむ・ちか・とし・なお・なが・なり・みち・ゆき)
物事が支障なく行われること。
喬(12)・・キョウ(たか・たかし・ただ・のぶ)
高い木、幹が堅くてたけの高くなる木のこと。そこから広く高いことをあらわす。
暁
(16)・・ギョウ・あかつき(あきら・あけ・さとし・さとる・とし)
明け方の日の光で視界が白くなること。転じて明らかになる、悟るなどの意味に。
玉
(5)・・ギョク・たま(きよ)
玉の石を並べてひもを通した形を表す。美しい石、宝石、丸いものの総称。物事の尊称でもある。
欣(8)・・キンゴン(やすし・よし)
字義は喜んで笑うこと。欣喜雀躍、気分の浮き立つ雰囲気をいう。
圭(6)・・ケイ(か・かど・きよ・きよし・たま・よし)
天子が諸侯を封じたしるしとしてさずける玉のこと。かど、いさぎよいなどの意味もある。
君(7)・・クン・きみ(すえ・なお・よし)
号令を出して世を治める人で、君主、尊い人の意味。
恵(12)・・ケイ・エ・めぐむ(あや・さと・とし・めぐむ・やす・よし)
相手を思いやり情けをかけることが原意。めぐむ、あわれむ、かしこいなどの意味。
敬
(13)・・ケイキョウ・うやまう(あき・さとし・たか・とし・ひろし・ゆき・よし)
原意はいましめること。うやまう、つつしむ、注意するなどの意味。
慶
(15)・・ケイ・よろこぶ(のり・みち・やす・よし)
めでたいことを心から喜び挨拶に行くことがもとの意味で、祝い、よろこび、さいわいなどを表す。
啓(11)・・ケイ(あきら・さとし・たか・のり・はじめ・ひらく・ひろし)
戸を開く形をあらわし、開ける、事物を明らかにする、教え導くの意味になる。
慧
(15)・・ケイ(え・ちえ・さとし・さとる)
知恵があり、かしこいこと。知恵、能力を意味する。
月
(4)・・ゲツ・ガツ・つき
月の欠けている形を表している字。地球の衛星である月と時間の単位である月との意味がある。
研
(11)・・ケン・とぐ(あき・きよ)
といしで鋭くみがくこと。転じて物事の道理をきわめるの意味に。
健(11)・・ケン・すこやか(きよし・たけし・つよし・まさる・やす)
体がしっかりして強いことを表す字。じょうぶ・強いなどの意味。
憲(16)・・ケン(あきら・かず・さだ・ただし・ただす・とし・のり)
さまたげになる物事を敏速に判断する、が原意で、法律や手本の意味。
賢(16)・・ケン・かしこい(かた・さとし・さとる・すぐる・たか・ただし・とし・のり・まさ・まさる・ます・やす・よし)
人物がすぐれている。才知がある。りこう、頭が良いなどの意味。
謙(17)・・ケン(あき・かね・よし・のり・ゆずる)
へりくだって相手をうやまうことを表す。へらす、満足するの意もある。
顕(23)・・ケン・あらわれる(あき・あきら・たか・てる)
あざやか、かっきりしているなどの意味。転じて有名になる、出世するの意味にも。
絢
(12)・・ケン・あや(じゅん)
織物などに模様があって美しいの意味。
絹
(13)・・ケン・きぬ(まさ)
むぎわらの色、あさぎ色をした布が語源。蚕のまゆから取った糸、またその織物のこと。
五
(5)・・ゴ・いつ(い・いず・かず)
天と地の陰陽が交わり合って五行を生じる、というのが語源。いつつ、五回、五倍などの意味。
悟(10)・・ゴ・さとる(さと・さとし・さとる・のり)
仏教的には迷いが解けて真理を体得すること。ものわかりが良いの意味もある。
弘
(5)・・コウ・ひろい(お・ひろ・ひろし・ひろむ・みつ)
語源は弓を射るとき発する音のこと。ひろい、大きいの意味。
功
(5)・・コウ・ク(あつ・いさ・いさお・かつ・こと・つとむ・なり・なる・のり)
語源はほねおって国家の安定につくすことで、てがらやほまれを表す。仕事・たくみの意味の。
光
(6)・・コウ・ひかり(あき・あきら・あり・かね・さかえ・てる・ひかり・ひかる・ひこ・ひろ・ひろし・みつ・みつる)
ひかり、けしき、いきおいなどの意味。
好(6)・・コウ・すく・このむ(この・このみ・すみ・たか・みよし・よし・よしみ)
美しい女を表す。転じてよい、このむ、よろこぶの意味に。
幸
(8)・・コウ・しあわせ・さいわい(さい・さき・さち・たか・たつ・とみ・とも・ひで・みゆき・ゆき)
語源は若死からまぬがれることで、さいわいを表す。幸福・希望・幸運などの意味。
香(9)・・コウ・キョウ・かおり(か・かおる・たか・よし)
きびを美味しく煮たときのかおりのことで、よいにおいをいう。かぐわしい・かんばしいの意味。
宏(7)・・コウ・ひろい(あつ・ひろ・ひろし)
ひろく大きいこと。もとは家が奥深く広いことをあらわす。
厚
(9)・・コウ・あつい(あつ・あつし・ひろ・ひろし)
山の盛りあがってあつい感じからすべてあつみのあることを表す。大きい・ゆたか・ふかい。
晃(10)・・コウ・あきらか(あき・あきら・てる・ひかる・みつ)
字義は陽が照ること、その光のこと。明るくかがやいたさまをあらわす。
浩(10)・・コウ(いさむ・きよし・はる・ひろ・ひろし・ゆたか)
もとは水の広々としたさまを表す。そこから広い、ゆたかなどの意味になった。
高(10)・・コウ・たかい(うえ・こう・たか・たかし・たけ)
高い見晴らし台の形を表す字。位置が高い、身分が高い、さらにけだかい、優れているなどの意味。
康(11)・・コウ・やすい(しず・しずか・みち・やす・やすし・よし)
米のもみが語源で、もみは堅いことから健康をあらわす。安らか、楽しむなどの意味。
剛(10)・・ゴウ・かたい(かた・こわし・たか・たかし・たけ・たけし・つよ・つよし・ひさ・まさ・よし)
刀で強く切ること、刀の刃がかたいこと。かたい・つよい・さかん、の意味。
克(7)・・コク・かつ(いそし・かつ・かつみ・すぐる・たえ・なり・まさる・よし)
語源は屋根の下で仕事をしているさまをいい、になう、打ち勝つの意味。
【さ】
佐(7)・・サ・(すけ・たくす・よし)
人が手助けをすることを表し、補佐すること、補佐する人の意味。
紗
(10)・・サ・しゃ・うすぎぬ
軽くて薄い織物、薄い絹織物の意味。サの当て字としても使用する。
彩(11)・・サイ・いろどる(あや・たみ)
美しくいろどる、模様をつける、つや、かがやきの意味。
菜
(12)・・サイ・な
つみ取って食べる草が原意。葉や茎などを食用にする野菜の総称でおかずの意味もある。
詩
(13)・・シ(うた)
心の思いを言葉で表現したもので、リズムを持って書かれたもの。
治(8)・・ジ・チおさめろ・なおる(おさむ・さだす・ただす・つぐ・のぶ・はる・よし)
川の流れを人工的に調整するのが原意。転じてそこから、おさめる、しずめるなどの意味。
史(5)・・シ(さかん・ちか・ちかし・ひと・ふみ・み)
公文書や記録を作る役人をあらわす字で、転じて記録や歴史の意味になる。
実
(14)・・ジツ・み・みのる(これ・さね・つね・ま・みのり・みる)
家の中に品物がつまっていることで、豊かさを表す字。みのり、まごころや愛情の意味。
滋
(13)・・ジ・しげる(あさ・しげ・しげし・しげる・ます)
水によって草木がどんどん生育することを表す字。ますます、多くなる、よく実るなどの意味。
秀
(7)・・シュウ・ひいでる(さかえ・しげる・ひで・ほ・ほず・ほら・みつ・みのる・よし)
語源は高く実ったいねの穂をいう。そこから、他よりぬきんでる、すぐれる、美しいなどの意味。
朱(6)・・シュ(あか・あけ・あけみ・あや・す)
木の中に一がある形で、一は幹の赤い芯を表す。もとは芯が赤い木の名だが、色の名に使用。
修(10)・・シュウ・おさめる(おさ・おさむ・さね・なお・なが・ながき・ながし・のぶ・のり・よし・よしみ)
手入れをして飾ることから、形を整える、転じて学ぶなどの意味に。
寿
(14)・・ジュ・ことぶき(いき・かず・たもつ・つね・とし・なが・のぶ・ひさ・ひさし・ひで・す・やすし)
命の長いこと。また長命を喜び祝うこと。スの当て字にも使用。
淑(11)・・シュク・よい(きよ・きよし・すえ・すみ・とし・ひで・ふかし・よ・よし)
水が深いところまで清らかなことを表す。しとやか、うつくしい、立派などの意味。
春
(9)・・シュン・はる(あずま・あつ・かす・かず・す・とき・は・はじめ・はる)
草が日光に照らされて、もえ出ようとすることで、はるの季節を表す。年のはじめ、若い時代の意味
俊
(9)・・シュン・すぐれる(たかし・とし・まさし・まさる・よし)
人よりぬきん出たすぐれた人物のことで、才知・才能の優秀さを表している。
駿(17)・・シュン(たか・とし・はやし・たかし)
速くてりっぱな馬のことから優秀を表す字に。すぐれた人、大きいなどの意味がある。
淳(11)・・ジュン(あき・あつ・あつし・きよし・すなお・ただし・まこと・よし)
語源はものが水に十分にひたっていることで、厚い・清い・すなお、人情が深いなどの意味。
純(10)・・ジュン(し・あや・いたる・いと・きよし・すなお・すみ・つな・とう・まこと・よし)
厚い絹織物が語源。いと、まじりけのないこと、自然のまま、人情がこまやかなどの意味。
潤
(15)・・ジュン・うるおす(うるう・うるお・さかえ・ひろ・しろし・まさる・ます・みつ)
水が満ちあるれているさまを表す。うるおい・恵み、さらにもうけなどの意味がある。
尚(8)・・ショウ(さね・たか・たかし・なお・なり・ひさ・ひさし・まさ)
語源は気が上へたちのぼることをいい、尊ぶ・重んじる・高くするなどの意味がある。
初(7)・・ショ・はつ・うい・はじめ(もと)
布を刀で裁ち着物を作ることを表す。そこから物事のはじめの意味に。
昌(8)・・ショウ(あき・あきら・あつ・さかえ・すけ・まさ・まさし・まさる)
日が昇り、明るく輝いているさまを表す字。勢いの盛んなこと、立派などの意味がある。
祥(11)・・ショウ(あきら・さか・さき・さむ・らだ・なが・やす・よし)
語源は神の力で善になることで、めでたいこと、幸福などの意味になる。
勝(12)・・ショウ・かつ・まさる(かち・かつ・すぐれ・すぐる・とう・まさ・まさる・よし)
舟板の合わせ目から侵入する水の圧力に耐えることから、うちかつ、すぐれるなどの意味。
翔(12)・・ショウ・かける(さね)
鳥が羽を広げて空を飛びめぐることから、高く飛ぶ、かけるなどの意味。
彰(14)・・ショウ・あきらか(あき・あきら・ただ・てる)
色どりのよい美しい模様のことから、物事がはっきりする、あきらかになるなどの意味。
信
(9)・・シン(あきら・こと・さだ・しげ・しの・のぶ・のぶる・まこと・まさ)
ことばと意(こころ)が重なり合うことを意味する字。信心・信念・信頼など。
伸(7)・・シン・のびる(ただ・のぶ・のびる・のぼる)
語源は体をシャンとのばすこと。のびる・のびのびする・さらに気持ちが晴れるなどの意味。
真
(10)・・シン・ま(まさ・ます・まな・み)
仙人が竜などに乗って天に昇り、姿をかくすことが語源。まこと、ありのまま、完全などの意味。
慎
(13)・・シン・つつしむ(ちか・のり・まこと・よし)
真心を持ち、何事もおろそかにしない、あるいは心が充実しているさま、心を引き締めることの意味。
新
(13)・・シン・あたらしい(あきら・あらた・すすむ・ちか・はじめ・よし・わか)
おので木を切り取って出来たたきぎから「新しい」の意味になった。
瑞
(13)・・ズイ(たま・みず)
天子が諸侯を封ずつ時に賜る証拠の宝玉のこと。めでたい知らせ、吉兆の意味になる。
須(12)・・ス・シュ(まつ・もち・もとむ)
待ち受ける、必要とする、あごひげなどの意味。もっぱらスの当て字として使用。
嵩(13)・・スウ(しゅう・たか・たかし・たけ)
高い山をあらわす字。容量が大きい、けだかいなどの意味。
成(7)・・セイ・なる(おさむ・さだ・しげ・しげる・なり・なる・のり・はかる・ひで・ひら・ふさ・まさ・みち・みのる)
物事が充実することで、できあがる、実る、しとげるなどの意味。
清(11)・・セイきよい(きよ・きよし・さや・すが・すみ・すむ)
清く澄みきった水を表す字。きよらか、けがれのない澄んだなどの意味。
晴
(12)・・セイ・はれる(きよし・てる・なり)
空がはれて澄みきっていること。はればれとしたさま、転じて名誉の意味。
靖
(13)・・セイ・やすい(おさむ・きよし・しず・のぶ・やすし)
人が静かに立っているさまを表し、やすらか、落ち着いたなどの意味。
静(16)・・セイ・ジョウ・しずか(きよ・しず・ちか・つぐ・ひで・やす・やすし・よし)
物事に細かく気をくばって乱れないことが原義で、落ち着いて安らか、清い、正しくしとやかの意味。
夕
(3)・・セキ・ゆう
月が半分見えている形から夕暮れを表す。日暮れ、年末または月末の意味。ユの当て字に使用。
雪
(11)・・セツ・ゆき(きよ・きよみ・そそぐ)
原義は、雨が凍って物の汚れを取り去るもの。洗い流す、白い、清いなどの意味もある。
千
(3)・・セン・ち(かず・ち・ゆき)
十の百倍を表し、数の多いことをいう。チの当て字として使用する。
善
(12)・・ゼン・よい(たる・よし)
語源は良い言葉で、広く良いことの意味に、美しい、すぐれている、じょうずであるの意味。
素(10)・・ソ・ス・もと(しろ・しろし・すなお・はじめ)
白い細かい絹織物を表す字で、きじのまま、もと、すなおなどの意味。
早(6)・・ソウ・はやい(さき・はや)
太陽が人の頭の上にある形で、朝はやい時刻を表す。時間がはやい、まえまえからの意味。
宗(8)・・ソウ・シュウ(かず・たかし・とき・とし・のり・ひろ・もと)
原意は先祖の霊を祭った「みたまや」。転じて、尊い、おおもと、かしらなどの意味。
聡(17)・・ソウ・さとい(あきら・さ・さと・さとし・さとる・と・とき・とし・とみ)
人の言うことを聞いてすぐにさとる、つまり頭の回転が速くかしこいことを意味する。
【た】
多(6)・・タ・おおい(おお・かず・な・まさ)
夜が続くことを表し、「おおい」ことをいう。厚い、増す、まさる、ほめるなどの意味。
太(4)・・タイ・タ・ふとい(うず・しろ・たか・と・ひろ・ふと・ふとし・ます・み・もと)
大きいと区別して「ふとい」の意味に使う。大胆、はなはだしいなどの意味。
泰(9)・・タイ・やすい(あきら・とおる・ひろ・ひろし・やす・やすし・ゆたか・よし)
両手から水があふれるさまを表す字。大きい、安らか、ありあまるの意味。
拓(8)・・タク(ひらく・ひろ・ひろし)
手で開く、拾い取る、押しつける、広げるなどの意味。
卓(8)・・タク(たか・たかし・つか・すぐる・まこと・まさる)
他より高くぬきんでている人が原意で、ひときわ優れていることの意味。
達
(13)・・タツ・たち(いたる・さと・さとしさとる・しげ・すすむ・ただ・たて・と・とお・とおる・のぶ・ひろ・たて・みち)
苦もなく通る、至る、出世する、利口などの意味。
知(8)・・チ・しる(あき・おき・さと・さとし・ちか・つぐ・とし・とも・のり)
言葉が矢のように早く口に出ることが原義で、さとる、理解する、知らせるなどの意味。
智(12)・・チ・ちえ(さと・とし・とみ・とも・のり・もと)
知識を言葉にすることを表している字。知恵を意味する。またかしこい人のこと。
忠(8)・・チュウ(あつ・あつし・きよし・すなお・ただ・ただし・つら・なり・のり)
自分の心の中心、つまりまごころの意味。誠意を持って行うことをいう。
暢(14)・・チョウ・のべる(いたる・かど・とおる・なが・のぶ・まさ・みつ・みつる)
長くのびることが言語。のびのびする、のどかになる、ゆきわたるなどの意味。
朝
(12)・・チョウ・あさ(さ・つと・とき・とも・のり・はじめ)
日の出はじめるあさのこと。また政治、政治をとるなどの意味がある。
澄
(15)・・チョウ・すむ(きよし・すみ・すめる・とおる)
水のうわずみを表す字。水が「透きとおって清らかなこと。人のまじめなさまの意味。
直(8)・・チョク・ジキ・ただち・なおす(すぐ・すなお・ただ・ただし・ちか・なお・なおき・なおし)
十の目で見る、つまり正しく見るが語源。まっすぐ、素直、かざらないなどの意味。
貞(9)・・テイ(さだ・ただ・ただし・つら・みさお)
原義は物事が正しいかどうか占いに問うこと。正しい、正直、誠実などの意味。
禎(14)・・テイ(さだ・さだむ・さち・ただ・ただし・つぐ・とも・よし)
神のおつげによって下される幸福のこと。めでたいこと、さいわい、正しいの意味。
哲(10)・・テツ(あき・あきら・さと・さとし・さとる・のり・よし)
言葉で明確に言うことが語源。道理に明るい、知徳にすぐれるなどの意味。
徹(15)・・テツ・とおる(あきら・いたる・おさむ・とお・とおる・ひとし・みち・ゆき)
突き抜けて通る、貫き通す等の意味。意志強固なさまをあらわす意味。
典(8)・・テン(おき・すけ・つかさ・つね・のり・ふみ・みち・よし)
机の上にのせた尊い書物を表す字で、人の手本となるところから法則・道の意味。
徳
(15)・・トク(のり・さと・やす・よし・とみ)
修養によって身にそなわった品性、人から信望を得るような人がらや行いの意味。
篤(16)・・トク・あつい(あつ・あつし・しげ・すみ)
語源は太った馬が着実にゆっくり進むこと。転じて真心がこもっている、人情が厚い等の意味。
【な】
奈(8)・・ナ
果樹の名で、「からなし」をいう。また疑問を表す言葉で、「なに」「どうして」の意味。
稔
(13)・・ネン・みのる(みのる・とし・なり)
穀物が熟してかたくなる、が原意。稲などがみのること、さらに積む、重なるの意味。
【は】
博(12)・・ハク・バク(とおる・はか・ひろ・ひろし・ひろむ)
あまねく行き渡ること。広い、大きい、多いの意味。
繁(17)・・ハン・しげる(うだ・しげ・とし)
語源が馬のたてがみにつける糸を束ねた飾りのこと。多い、生いしげるなどの意味。
美
(9)・・ビ・うつくしい(とみ・はる・ふみ・よし)
大きな羊のこと。肥えて美味しいところから、おいしい、転じてうつくしい、善い、麗しいの意味。
百(6)・・ヒャク(お・と・はげむ・も・もも)
百の数。多くの、何度もなど、数の多いことをいう。
敏(11)・・ビン(さと・さとし・すすむ・とし・つとむ・とはや・はやし・はる・みぬ・ゆき)
仕事をすばやくこなす、が原意。頭や体の動きがすばやい、りこう、やりてなどの意味。
芙(8)・・フ(はす)
芙蓉といえば、はすのこと。薄紅、白などの花が咲く。芙蓉峰とは富士山の美称。
扶(7)・・フ・たすける(すけ・たもつ・もと)
手をそえて、助けささえることを表す。ささえる、よりかかるなどの意味。フの当て字として使用。
富
(12)・・フ・とみ・とむ(あつし、さかえ、と・とよ・ひさ・みつる・ゆたか・よし)
語源は家の中がゆたかなこと。財産が満ち足りるの意味。また、金銭、財物も表す。
武(8) ・・ブ・ム(いさ・いさむ・たけ・たけし・たける・たつ・ふか)
武器を持って戦うのをやめるのが原意だが、強い、いさましい、武力に優れている等の意味。
文
(4)・・ブン・モン・ふみ(あや・とも・のり・ひさ・ふみ・やす・よし・いと・すむ)
もようが変わって、飾りのある形を表す。いろどり、かたち、すじみち、文字、文章、てがみ等。
保
(9)・・ホ・たもつ(まもる・もり・やす・やすし・より)
人が子供を背負うことを表す字で、守る、、責任を持つ、育てやしなうなどの意味。
邦(7)・・ホウ(くに)
国境に土をケルンのように盛って目印とすることで、国を表す。大きい国・都・領地の意味。
芳(8)・・ホウ・かんばしい(か・かおる・ふさ・みち・よし)
草のかおりが四方に発散することで、かんばしい、においがよい転じて評判がよい等の意味。
朋(8)・・ホウ(とも)
鳳凰の形を描いた字で、多くの鳥がつき従うところから、仲間の意味。同輩・同門の友。
豊
(13)・・ホウ・ゆたか(のぼる・ひろし・みのる・もり・よし・とよ)
うつわの上にしょくもつをが山のようにのっているさまを表す。穀物のみのりがよい、満ちるなどの意。
【ま】
麻
(11)・・マ・あさ(お・ぬさ)
家の中でつむいで作ったあさを表す。麻を原料とした麻布、麻糸の意味。マの当て字に使用。
万(13)・・マン・バン(かず・かつ・すすむ・たか・つむ・つもる)
うきくさの象形で、数の単位の万、数の多いこと、たくさん、すべてなどの意味。
未
(5)・・ミ・いまだ(いま・いや・ひで)
木の枝葉がしげってよく見えないことから、打ち消しの言葉。まだ十分でない。十二支のひつじの意。
明
(8)・・メイ・ミョウ・あかるい(あか・あかり・あきら・あけ・きよし・くに・てる・とし・はる)
窓から差し込む月の光が語源。あかるい、夜があける、はっきり見分ける力、賢いなどの意味。
茂
(9)・・モ・しげる(しげ・しげみ・たか・とよ・もと・ゆた)
草木の枝葉が盛んにしげることを言う。さかん、すぐれる、りっぱ、美しいなどの意味。
【や】
由
(5)・・ユ・ユウ・ユイ・よし(ただ・ゆき・より)
酒などをつぐかめ、また、酒糟をしぼるかごの象形で、たよる、理由、方法などの意味。
友(4)・・ユウ・とも(すけ)
互いに手助けし合うさまから、こころざしを同じくする友人や仲の良いことをあらわす。
祐(10)・・ユウ・たすける(すけ・さち・ち・まさ・むら・よし)
神仏の助けを言う、助け、幸いを意味する。
悠(11)・・ユウ(ひさ・はるか)
心がゆったりと落ち着いているさまをいう。はるか遠い、久しい、のんびりしているの意味。
優(17)・・ユウ・すぐれる・やさしい・(かつ・ひろ・まさ・まさる・ゆたか)
原義は人の心がゆったりすること。のびやか、しとやか、人よりすぐれる、役者などの意味。
雄(12)・・ユウ・お・おす(かつ・たか・たけ・たけし・のり・よし)
肩をいからしているオスの鳥が語源。男性を表す。かしら、優れる、勇ましいなどの意味。
裕(12)・・ユウ・ゆたか(すけ・ひろ・ひろし・みち・やす・ゆたか)
着物がゆったりしているさまをいう。転じて金や物がありあまる、裕福の意味。
洋
(9)・・ヨウ(うみ・きみ・なみ・ひろ・ひろし・み)
広々した大きな海や、水のあふれるさまをあらわす字。
陽(12)・・ヨウ(あき・あきら・お・おき・きょ・きよし・はる・ひ・や)
日当たりの良い山や高台が語源で、積極的なものを表す字。あかるい、日の光などの意味。
遙(14)・・ヨウ・はるか(すみ・とお・のぶ・のり・はる・みち)
遠い、長い、さまようなどの意味で、はるか遠くへ続いていく印象。
【ら】
吏(6)・・リ・(さと・おさ)
筋道をたてて、きまった仕事をかたずける人を意味する。(役人)
利(7)・・リ・きく(かず・さと・とおる・とし・まさ・みのる・よし)
もとは農具の「すき」ことで、するどく切れることから鋭い、よい、もうけなどの意味。
李
(7)・・リ
すもも。ももに似た果樹で春に白い花が咲く。リの当て字にも使用。
里(7)・・リ・さと(のり)
田畑や住居が整理されている集落のこと。むらざと、いなか、すまいなどの意味。
理(11)・・リ・ことわり(おさむ・さだむ・すけ・たか・ただ・ただqし・のり・まさ・みち)
玉をすじ目にしたがってみがく、が語源。整える、裁判する、道理などの意味。
律
(9)・・リツ・リチ(おと・ただし・のり)
法令を行き渡らせることが原義。おきて、手本にする、音階などの意味。
竜(16)・・リュウ・たつ(かみ・きみ・しげみ・とお・とおる・めぐむ)
うろこや角のある想像上の動物で、天子やすぐれた人物のことをいう。
隆(12)・・リュウ・たかい(お・たか・たかし・とき・なが)
生長して高く大きくなること、盛んになることで、尊い、豊かなどの意味。
良(7)・・リョウ・よい(あきら・お・かず・たか・つかさ・はる・ひこ・ひさ・ふみ・まこと・み・よし・ら・ろ・ろう)
かくれた豊かさを表し、転じて善の意味に。すぐれる、賢いなどの意味。
亮
(9)・・リョウ(あき・あきら・きよし・かつ・とおる・ふさ・よし・より)
人が高い所にいる形を表す字で、あきらか、ほがらか、たすける、まことなど多様な意味。
鈴
(13)・・レイ・リン・すず
すずを振り鳴らした音の形容にも使う。音のイメージは、か細くすずしげ。
礼(18)・・レイ・ライ(あや・あきら・かた・のり・ひろ・ひろし・まさし・みち・ゆき)
神にお供えすることが語源で、人のふみ行うべきみち、敬意を表す行為、作法などをいう。
和(8)・・ワ・やわらぐ・なごむ(かた・かつ・やわら・かず・かのう・とも・のどか・まさ・ます・やす・やすし・やわ)
声を合わせてうたうこと。なごやか、穏やか、調和するの意味。
【 END 】
★良い名前の命名資料.12・・・・・・
漢字の持つ意味
(完)