姓名に数字を持っている人が相当たくさん居られますので、この計算の仕方と鑑定法に
 ついて説明しましょう。
 
 数字の姓名は、その画数を一般の漢字と同じように計算する場合と数のままを画数として
 計算する場合とがあります。

 一・二・三までの数字は、数も画数も同じですから問題はありません。
 これが四以上になりますと、数と画数とはぜんぜん違います。次に数字と画数とを比べて
 みましょう。

 画数      1.2. 3.5. 4. 4. 2.2. 2.2 
 漢字・・・・・  一・二・三・四・五・六・七・八・九・十

 四(5画)・五(4画)・六(4画)七・八・九・十はいずれも2画になりますから
 数と画数とは1、2、3をのぞいて、ほかは全部ちがいます。

 ですから、一条・二条・三条という姓でも、一郎・二郎・三朗という名前でも数と画数が
 同じですから計算しやすいですが、これが四条・五条・六条や、四郎・五郎・六郎などに
 なりますと数と画数がちがいますから、数でみるのか、画数でみるのか、その鑑定法も
 ちがってくるわけです。


 
 ◆ つぎの計算のしかたを、良くおぼえて下さい。

  
(イ)一から十までの数字は、数そのままを画数としてみます。

  
(ロ)十以上の数字は、画数によってみます(百・千)。

 
 (イ)の場合を説明しますと、
 
 五郎、八郎、十郎は、画数なら五郎(4.10)八郎(2.10)十郎(2.10)ですが
 これを5郎・8郎・10郎と数そのままを画数にします。

 五十鈴(いすず)五十嵐(いがらし)ですと五十鈴は画数でみると4.2.13画ですが
 これを五・十・十三とします。ですから五十嵐は五.十.十三画になります。


 故作家、直木三十五(8・4・3・10・5)でみます。
 故詩人、西条八十(6・11・8・10)で鑑定します。

 このほかにも、十九・三五三・八十八・などの名前がありますが、いずれも一字一字の数で
 鑑定します。


 (ロ)の場合を説明しますと、
 
 十九・八十・三十五などは、一字がいずれの十以内の数字ですから(イ)の例になります。
 ところが、百、千、万、兆という数字になりますと、こんな画数の多い字はありませんから
 字画によって、百は六画・千は3画・万は3画・兆は6画としてみます。

 3  3  3     3  3  5     3  3  3     6  3
 三 千 子    三 千 代    万 千 子     百 子

 6  5      8  3  5    5  6  3      6  3
 百 代      八 千 代    五 百 子     兆  子(よしこ)

 数字の鑑定方法は、姓についた場合も、名に付いた場合も同じように計算します。
 
 次に、ここに特種な字について説明しておきます。
 代々木・佐々木・等々力(とどろき)・百々子(ももこ)千々岩(ちぢいわ)などのように
 々を使った姓名がありますが、々は上の字と同じという意味で、これは漢字ではありません
 が特別の字としてみます。

 しかし姓名学では、代代木・ 佐佐木・等等力・百百子・千千岩としては計算しません。
 々は、三画で計算しますから

   5 3  4      7  3  4
  代 々 木  ・   佐 々 木
 とみます。


 ただし、五気を鑑定するときは、佐々木は佐佐木(金、金、水)・代々木は代代木(火、火、
 水)・千々岩は千千岩(金、金、木)としてみます。

 仮名の名前にも、これと同じように上の字と同じという意味で、ゝをうったのがあります。
 なゝ子・まゝ子・もゝ子・すゞ子など。

 今日ではあまり使用されていませんし、戸籍係でも受け付けてくれないでしょうが、それでも
 まだ、ときたまみることがあります。

 この場合は点としてみないで、上の字と同字として鑑定します、

 と、同じ意味であっても、見方がちがうのです。
 は文字として、はふちょうとしてみます。ですから、なな子・まま子・もも子・すず子の
 ように最初から、画数も五気も上の字と同じ仮名として、鑑定するのです。

 これは特種なものとして、説明しておきます。
 

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           ★良い名前の命名資料.5・・・・・・数字の画数鑑定法。 (完)